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子供のやる気が出る親の接し方とは
勉強してても子供のやる気が全然なかったり。
スポーツも習い事ももっと自信をもって頑張ってほしいのに。
何度も何度も私から言わないと頑張ってくれません。
毎回その繰り返しに疲れませんか?
僕なら正直疲れます。
勉強でもスポーツでも、新しいことに挑戦する時でも自分からもっと積極的になってくれればいいのになぁ! ってすごく思いますよね。
この悩み、実は子供じゃなくて親に原因があるかもしれないって考えたことありますか?
なんで私が原因なのって思うかもしれませんが、僕たちには小さい頃から植え付けられている固定概念があります。
それが親になった今、子供に無意識に接していることでやる気を失くさせている可能性があるんです。
そのことを意識をするだけで子供のやる気を上げることができるかもしれませんし、毎回のイライラした気持ちから解放されるかも。
少しでも参考になればいいなぁと思います。
自信はやる前にはない
自信を持ってやりなさい。
大丈夫! やればできるんだから!
こういうこと言われたことありませんか?
親や先生、上司に言われたこときっとあると思います。
整体師として働いて沢山のことを勉強しても、まだまだ足りないと思うことが常に感じます。
どうやったら自信がつくんだろう。
そう思う度に本を読んだり、調べたりすることに時間を使っていました。
それでも自信がつかない。
それでも施術はしないといけない。
でもね、不安や緊張の中で試行錯誤しながら施術をしていくとあることに気づくんです。
不安が自信に変わるタイミングは僕が思っていた考えと違う。
始める前に自信をつけようと思って頑張っていたのに、自信がつく時はいつも施術が終わった後なんです。
施術の手応え、お客さんの反応、体の状態が施術の前後でどう変わったか確認できた時に初めて「自信をもってやっていいんだ」と感じることができました。
自信はなくても良い
自信がないとやってはいけないと思ってない?
もしくは自信をつける為に励まそうとしてません?
大体の人が「自信がない=ネガティブ」って捉えやすいと思うんだけど。
誰にでも緊張や不安は絶対あるものだから。
初めてのことに挑戦する時や、新たな取り組みをする瞬間はどんな偉大な人たちでさえ緊張も不安も感じてる。
親だって不安になって緊張してなかなか出来なかったりすることありますもんね。
子供も同じです。
大事なことは「緊張と不安=前進しようとしている自分」と感じ取れるかだと思うな。
例えばさ、毎日同じ事を続けている事は緊張したり不安な気持ちは起こらないでしょ?
緊張と不安を感じる時は自分がいつもとは違う枠から一歩踏み出そうとしている素敵な瞬間。
一歩踏み出して乗り越えた先に自信はあるんじゃないかな。
本当は自信がなくてもやれる事は沢山あるんだよ。
自信がないままできることは沢山ある
子供にとっては毎日のことがドキドキとワクワクのことだったりする。
初めての保育園での発表会ではただ人前に出るだけで泣き出しちゃうんだ。
それが1年後・2年後と成長していくたびに頑張っている姿が見れるように。
最初はあんなに泣いてたのにって思っちゃうくらいにね。
初めは泣いていた子供が大勢の人に見られても泣かなくなったのは、毎年やっていく中で自信をつけていったからなんじゃないかな。
あとね、もう少し大きくなってくると1人でお買い物をしてみたくなるみたい。
僕たちはお買い物で緊張することはほとんどないですよね?
子供にとってはお店に行くまでの道のりが、お菓子を持ってレジに向かうことが、お金を出すことがとても不安なんです。
そして無事に買ってこれた時、とても嬉しそうに報告してくれるんだなぁ。
「パパ・ママ、1人で買ってこれたぁー!!」
こういう瞬間にこの子は1つの枠を乗り越え、1人で行けたという自信を身につけたんだなって僕は感じる事ができるんです。
親も最初はとても心配です。
初めて保育園や幼稚園に預ける時も、1人でお買い物に行かせる時もハラハラ・ドキドキもんです。
でもいつの間にか当たり前になってきません?
それも子供と一緒に親も身につける自信の1つだと思います。
って事はやっぱり最初は自信がなくてもいいんです。
子供のやる気が出ない親の接し方
親だから子供を心配するのは当然です。
でも心配が過剰すぎるとやる気がなくなってしまうこともあるって気づいてます?
大人でも子供でも、同じことを繰り返し言われるほど余計に不安になったり気にしてしまうことがあるんです。
大丈夫だから心配すんなって何度も言われても、安心する事は少ないでしょ?
大人も子供も思う事は一緒です。
そこには大人も子供も関係ないんじゃないのか。
必要以上に心配している=信用していない
不安になりそうな言葉は極力使わないようにするのがいいです。
無意識に使いたくなるけど、そこは意識して不安にさせないように頑張りましょう。
- 大丈夫?
- ちゃんと出来る?
- 1人で行ける?
- 忘れ物はない?
- 自信もってやりなさい!
よく使ってないですか?
僕は結構使っていました。
特に気をつけてほしいのは、自信を持ってやりなさいは自信がないとできないという価値観を生むという事。
心配する親心から使っている言葉は良いように感じるけど、これを使っていくとどうなると思います?
自信がない時には何もできない、してはいけないと考えるようになります。
- 私は〇〇だからそれはちょっと…。
- セミナーに行くにしても知識が足りないからもう少し勉強してから。
- もう少し自信がついてからやってみようかな。
似たような事聞いたり、自分自身思ったことありません?
何気ない日常の過剰な心配が、やりたいけど私には出来ない精神を育ててしまいます。
どんなことにでも自分から挑戦できる子になってほしいですよね。
心配する気持ちを少し抑えて、ポジティブな言葉使いに変えてあげるとお互いの気持ちも良くなるんじゃないのかな。
自己肯定感が大切
これはとても大切なこと。
大人になっても自己肯定感が低くてネガティブな人って多くないです?
そういう人はなんでも自分が悪いと考えてしまう傾向にあるよね。
時には自分が悪いこともあるけれど、それだけじゃないってことも知ってほしいです。
自分自身と向き合って、自分が悪いんからとか自分には無理だからとか否定しないでもっと自分を好きになってほしい。
誰よりも自分自身を認め、味方でいてくれるのは自分なんです。
そのために必要な事は
- 目標を定める
- 失敗は失敗と受け入れる
- 達成感を感じる
- 緊張は悪いことではない
目標は絶対にあったほうがいい。
それがないと適当に始めて適当に終わってなにも感じないでしょ?
それでは意味がありません。
なんの為に頑張っているのかわからないとやる気もなにもないんだから。
子供に合わせた目標を決めて、達成したら褒めましょう。
それがやる気と自信に繋がります。
子供の目標も大人目線で考えてはダメですよ。
大人が当たり前と思っていても子供は違います。
まずはスモールステップ(簡単な目標)を何個も作るのが1番です。
いきなり大きな目標だと、それが達成しなかった時に「自分は出来なかった。ダメなやつだ」と自己否定してしまうからです。
どんな事でも褒められると嬉しいですよね?
褒められると次も次もとやる気になってくれます。
だからこそまずは出来る目標をやっていきましょう。
それから、失敗を失敗と受け入れるのも大切。
失敗したからって恥ずかしい事じゃないし、ダメってこともありません。
その失敗からなにを学んだか知るほうがよっぽど大事!
トライ&エラーを繰り返すたびに出来ることが沢山増えてくるから。
そうすることで目標に近づき、達成感を味わることができるようになります。
だからこそ、「次はもっとうまくいく」「頑張ったからいいよ」なんてあたかも成功したかのように褒めないようにしよう。
具体的にどうすれば良かったのか聞いてあげるとその子なりの答えを見つけれるんじゃないのかな。
最後に緊張感の固定概念なんて捨ててしまえ。
緊張してるとリラックスしなきゃって思わない?
頑張ってリラックスしようとしても、感情と思考が一致しないからその考えは捨てちゃいましょう。
緊張はどんなに凄い人でもするもんです。
大切なのは、緊張している自分に気づくこと。
自分は今緊張している。
緊張していたけど出来たんだという経験を重ねていくことが大事。
緊張=ネガティブじゃないってわかってきます。
どんな人だって緊張は絶対するから。
緊張をどう向き合っていくのか、無理にリラックスしようとしたり、見え張ったりしなくていいんだから。
緊張している自分を素直に受け入れてあげよう。
まとめ
- 自信はやる前になくてもよい
- 自信がなくても出来る事は沢山ある
- 自己否定をしない
- 失敗は失敗と受け止める
- 親は必要以上に心配をしない
- 使う言葉はポジティブに
やる気や自信は僕たちにも共通することです。
怒られるよりは褒められたいし、何かできるようになった時はやっぱり嬉しいものです。
そういう感情を育みながらいくとイライラの少ないコミュニケーションも取れるようになるのではないでしょうか。
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