子供には勉強ができるようになってほしいと思うのは親なら誰でも思いますよね。
それなのに、何も言わなければ全然やっていない。
毎日何回も言ってもなかなかやらない。
そう思う日々が多くありませんか?
何を言わずとも自主的にやってくればいいのにと頭を悩ませますよね。
今回は頑張って何回も言っているけど「どうしたら変わってくれるの?」と悩んでる方に、少しでも参考になればといいな思います。
目次
何回言っても自主的にやってくれない理由
何度も言ってるのになんでやらないの?
って思いますし、カッとなって直接お子さんに言ってしまうこともあるかも。
この気持ちとてもわかります。
親は子供を思ってのことですもんね。
でもちょっと待って。
毎日同じことを言われれば、誰だって嫌になりません?
僕は毎日同じことを言われると嫌になります。
これを毎日言われたらあなたはどう感じますか?
自分が子供の時はどうでしたか?
これは親から子供に対する命令口調です。
子供には子供なりの時間の使い方があるにも関わらず、親はどうしても先に勉強させたい気持ちになっています。
何をするにしてもまずは勉強してからやりなさい。
こう言われて嫌々な気持ちで勉強を始めたとします。
お子さんはやる気がないまま勉強をするのは効率がいいですか?
きっと集中していないですよね。
次第には何回も同じことを言われ続けることによって子供は慣れてきます。
あぁ、また言ってるなと。
勉強することに明確な理由がない限り言葉はただの言葉にしか聞こえず、親が想っている気持ちは伝わりにくくなります。
逆に、親も子供の気持ちが伝わっていないこともあります。
もしかしたら子供にとっては勉強よりも大切なことがあるのかも。
一方的に勉強しなさいと伝えるよりも、お互いの気持ちを知ろうとすることが必要かもしれません。
ゲームは自主的にやるのに勉強はなぜしない
これやりなさい! とは言わないのにひたすらやっているものないですか?
はい。ゲームです。
勉強はやりなさいと毎回のように言うのに対して、ゲームは何を言わずともやっています。
どうしてゲームは自主的にするのかな?
そう! 楽しいから。
ゲームは簡単な難易度から徐々に難しくなり、頑張った先にクリアがあります。
誰でもできるように工夫されています。
ちょっと難しくても頑張ろうとさせてくれるゲームの魅力は凄いですよね。
楽しければやるし、楽しくなければやりたくない。
とてもシンプルでしょ?
勉強も楽しければ自主的にやってるはず。
そう。
楽しいこと、好きな事は自分から学習していくんです。
勉強させたい理由とする目的は?
勉強をやらせたい親vs絶対にやりたくない子供
どうしてこんな風になってしまうのか。
それはお互いの価値観が違うから。
勉強して良い学校に行って良い会社に入るためと言われても、子供にはイメージが湧きにくいかもしれません。
他の子はできるのにあなただけできなくなるよと言われても、本人は気にしていないかもしれません。
親と子供の価値観が同じにならないと、どうして勉強をしないといけないのかわからないんです。
楽しくないことをやらないといけないのは苦痛でしょ?
仕事でもやりがいがなくなるとただの作業でしかないですし、毎日のご飯支度だって嫌になる事ありますよね。
でも大切な人や特別な日のご飯支度だったらどうですか?
同じことをするのでも、その時の感情や目的が違うだけでやる気も変わると思います。
ただやることを伝えるのではなく、お互いの気持ちを分かり合えるととてもいいですね。
親も子供も感じる事は一緒
褒められたら嬉しいですし、怒られれば辛く悲しい感情にもなります。
大人でも子供でもこれは同じですよね。
理由の違いはあれど、嫌なことは嫌。
それでも大人は子供の意志に関係なく強い言葉で押さえつけようとする時があります。
でも、自分が逆の立場だったらどう思いますか?
命令されるのは親も子供も嫌だ
仕事では与えられた仕事をするのは当たり前かもしれません。
学校では勉強するのが当たり前かもしれません。
では、プライベートではどうですか?
- ご飯作っといて
- 今すぐ掃除して
- お風呂沸かしといて
- おむつ替えて
- 〇〇必要だから買ってきて
- なんで洗濯してないの
- 〇〇やれって言ったよね
- どうしてできないの?
- 今すぐやりなさい
- 返事は!?
こういうことを何度も言われたらどう感じますか?
僕ならとても嫌になります。
それが毎日だと苦痛でしょうがないかも。
やりたいことあるし、自分の時間だってほしいと思いますよね。
子供も一緒です。
それが友達と遊ぶことやゲームだったとしても、大切な時間に変わりはありません。
だからこそ命令口調や上から目線だと嫌な気持ちになるのは親も子供も同じかなと。
何度も言う方も言われる方も疲れちゃうから、そこにエネルギーを使うのはやめちゃいましょう!
何度も言わないとダメだと思ってません?
そうは言っても言わないと本当にやらないんです。
って声が聞こえてきそう。
では、お伺いします。
どれくらい言わない期間を作りましたか?
1ヶ月は言わないようにした事はありますか?
おそらく1週間も待てずに言ってるかと。
言わないとやらないと思っている人には1ヶ月なんて不安に感じますよね。
でもそれくらいの覚悟が必要です。
だって言い続けられている人は、言われることが嫌なんですから。
確かに言われないことをいいことに、初めは何もやらないかもしれません。
でもある時から気付くことがあります。
「あれ? 最近勉強しなさいって言われないな。」
「いいのかな? 勉強しなくて大丈夫なのかな?」
「ちょっとしとこうかな。」
こんな風に心境の変化が出てきます。
勉強以外でも毎日同じことを繰り返し言わないとやっていないと思うことがあれば、言わない覚悟を持ってみましょう。
もしそれでもダメたっだら?
だからまずは試してみてはどうでしょうか。
褒められるのは誰でも嬉しい
褒められるのってとても嬉しいじゃないですか。
お世辞だってなんだって僕は大好きです。
叱られるよりも褒められて成長するタイプです。
褒められて嫌になる人はいないですよね。
それがやる気に繋がります。
自主的に勉強している姿がみられるようになったら沢山褒めてあげてください。
問題の答えが合っている間違っているは関係ありません。
まずは勉強しているということに対して褒めてあげましょう。
あれだけ言わないとやらなかった子が、自分から始めているんですから。
褒めるのは毎日でも何度でも伝えていいんです。
人から褒めれるのってとても嬉しいですもん。
嬉しい、楽しいって気持ちがまたやろうって気持ちにさせてくれます。
できないことばかりに目を向けず、出来たことに気づいてあげると子供ってすごい喜びます。
喜んでいる姿を見ると僕も嬉しい気持ちになってくるんです。
この気持ち、皆さんにも共感してくれるといいなぁって思います。
まとめ
自分が言われたらやる気なくなるなとか、そんな言われ方したら嫌だなと思うことは子供にも同じく伝わります。
- 何度も繰り返し言わない
- 言わない覚悟を持つのも時には大事
- 命令口調にしない
- お互いの価値観を知る
- 目標を決める
- 沢山褒めてやる気を上げる
言わない覚悟は本当に不安になることもありますが、まずは実践してもらえるといいなって思います。
そして褒められるのはその子の自信にも繋がります。
少しでもできた時には沢山褒めてあげてくださいね。
自主性を持って行動できるようになると、お互いがHappyでいいですよね。
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